2009-01-01から1年間の記事一覧

ヘッジファンドだけでアジアの小国といえども通貨攻撃などできるはずはない。

ヨーロッパを手始めに、タイやマレーシア、韓国や日本といった国家を相手に次々と通貨投機を仕掛ける以上は、最高の機密情報へのアクセスが必要であろう。ソロス氏がそうした実力の持ち主であることは、マレーシアの例に見る通りだが、先に紹介した「ヘッジ…

マハティール/ソロス論争がここまで外交問題に発展した背景

そこで、アメリカのアイゼンシュタット国務次官(経済担当)は東南アジア歴訪の途上、「投機筋のみを糾弾するのは事実と反する」とした上で、「アジア諸国にとって引き続き市場を開放していくことが、長期的発展への最も賢明な方法である」と、間接的なソロ…

ヘッジファンドの投機行動を巡って、ASEAN諸国とアメリカが対立する

アジア通貨危機の後、マレーシア政府はヘッジファンド集団からの攻勢をかわすため、一種の鎖国政策(国外への資本流出規制や為替の変動相場制廃止など)に転じたが、一方で経済政策をめぐる対立から、マハティール首相がアンワル副首相兼蔵相を解任し逮捕す…

先駆者利益の可能性

アメリカやヨーロッパと異なり、日本の場合は、フリー労働者や自営業、起業家に対する社会通念は否定的、消極的なものであることはたしかです。勤務先を通じた間接的な支配システムを、むしろ強化したいという権力側の思惑も見え隠れしています。しかし、そ…

普通のサラリーマンでも融資を断られる時代

最近普通のサラリーマンでも銀行の融資かおりないケースが増えている。会社に勤めていると、個人ではなく会社の信用で融資が決まるから、本人は当然、大丈夫と思っていても、銀行で認められないことがあって、ローンが組めないと契約できないわけです。結果…